日焼け、紫外線対策パート2
2013.05.06スタッフブログ 自宅でできるお手入れ情報
今回引き続き紫外線の性質を知り尽して、紫外線対策に望みましょう。
前回の「紫外線対策」はこちら
”日焼けの種類”
サンバーンとサンタンは、日本語ではどちらとも”日焼け”と呼ばれていますが、
サンバーンは紫外線にばく露した数時間後から現れる赤い日焼け(紅班)
で、サンタンは赤い日焼けが消失した数日後に現れ、数週間から数ヶ月続く
黒い日焼けです。
サンバーン→赤い日焼け(紅班)
サンタン→黒い日焼け(皮膚に色素沈着が起きたもの)
”紫外線の性質”
紫外線は波長によってA,B,Cの3つにわけられます。
C 領域紫外線(UV-C)は空気中の酸素分子とオゾン層で完全にさえぎられて
地表には届きません。生体への影響が強い紫外線のうち、B 領域紫外線(UV-B)
がオゾン層の変化に影響されることから、現在その影響が問題となってます。
UV-C→大気層(オゾンなど)で吸収され、地表には到達しない。
UV-B→ほとんどは大気層(オゾンなど)で吸収されるが、一部は地表へ到達し
皮膚や目に有害である。日焼けを起こしたり、皮膚がんの原因となる。
UV-A→UV-Bほど有害ではないが、長時間浴びた場合の健康影響が懸念されている。
*薄い雲ではUV-Bの80%以上が透過し、屋外では太陽から直接届く紫外線量と
空気中で散乱して届く紫外線量がほぼ同程度である。
*地表面の種類により紫外線の反射率は大きく異なる(新雪:80%、砂浜:10~25%
コンクリート・アスファルト:10%、水面:10~20%、草地・芝生、土面:10%以下)
*標高が1000m上昇するごとにUV-Bは10~12%増加する。
*建物の中では屋外の10%以下の紫外線がある。
*眼へのばく露に限っては、帽子の着用で20%減少する。
*UVカット機能を持った眼鏡やサングラスの着用で90%減少する。
(一般に、ガラスの眼鏡はUV-Bをカットしますが、プラスチックの眼鏡の場合は
”UVカット”表示のあるものを選びましょう。)
このため国際的にはUVインデックスという指標が広く用いられています。これは、
紫外線の強さを人体の影響についてわかりやすく示すよう考えられた指標です。
UVインデックス=CIE紫外線量×40
1~2 弱 い ・・・安心して戸外で過ごせます。
3~5 中程度・・・日中は出来るだけ日陰を利用しましょう。
6~7 強 い ・・・出来るだけ、長袖シャツ、日焼け止めクリーム、帽子を利用しよう。
8~10 非常に強い・・・日中の外出は出来るだけ控えよう。
11+ 極端に強い・・・必ず、長袖シャツ、日焼け止めクリーム、帽子を利用しよう。
紫外線対策、大丈夫ですか?