特にラジャスタン 産のヘナはベストクオリティーとされています。 ラジャスタン州の人口は 5650 万人、南東 地域には険しい山が多く北西地域はパキス タンに至るまでタール砂漠が続く不毛の土 地であります。 ラジャスタンの日中の平均 気温は50度にも達します。 しかし、夜には 平均10度下がり 1日の温度差がとても激し く人が生活するにはとても厳しい環境です。 しかしこの気候や半砂漠の土壌がヘナ育成に は欠かせないものなのです。 ヘナは通常、二 毛作、年2回収穫され6月と11月が収穫期 ラジャスタン州 ヘナ畑 となります。 しかし、6月は雨季に入り湿度も高い為、 収穫期としてのベストシーズンは 11 月になります。 ラジャスタンには、インド政府が管理するオークションヤードと呼ばれるへ ナ専用市場がありヘナ製造業者によって競りが行われます。 ヘナ製造業者の熟練したバイヤ 一達は葉の色、 艶 弾力等から優れたヘナを見分けます。 高品質のヘナは競売によって取引 されています。 自然派志向やエコロジーは世界的な流れとなりヘナの需要は年々拡大してい ます。 特に黒髪文化のアジア諸国においては日本の影響もあり輸出が増加傾向にあります。 ヘナの難しさの一つとして色の計算がし難い事が挙げられます。 天然成分が主であるが故に お客様の髪質や白髪の量により色の出方、見え方に差異が生じてしまう事も事実です。 しか し毎回、輸入の度に色が安定しないといった商品であったら、思いの色を出す事は更に難し いものとなってしまいます。 現在、ヘナが日本に普及、定着し久しくなりますが、 お客様ご自身のニー ズも多様化し価値観も様々です。 カラー剤は使用する種類によってメリット、デメリットが それぞれ共存しています。 使用するカラー剤やヘナがそれぞれどのようなものであるかをし っかりと認識した上で何を染色剤として選択しお客様の価値観に寄り添えるかが大切だと思っています。(DAIKO TRADING cosmetics)