桜は満開、いよいよ紫外線が気になって来る時期になってきました。
日焼けにはサンバーンとサンタンがあります。
サンバーンは紫外線にばく露した数時間後から現れる赤い日焼け
(紅斑)で、サンタンは赤い日焼けが消失した数日後に現れ、数週間から数ヶ月
続く黒い日焼け(皮膚に色素沈着が起きたもの)の事です。
太陽の光には、目に見える光(可視光線)のほかに、目に見えない
赤外線や紫外線が含まれます。紫外線とは地表に届く光の中で
最も波長の短いものです。
紫外線は波長によってA・B・Cの3つにわけられます。
C領域紫外線(UV−C)は空気中の酸素分子とオゾン層で完全にさえぎられて
地表には届きません。生体への影響が強い紫外線のうち、領域紫外線(UV−B)
がオゾン層の変化に影響される事から、その増加が気になっています。
UV−B→皮膚や目に有害。日焼けを起こしたり、皮膚がんの原因となる。
UV−A→UV−Cほど有害ではないが、長時間浴びた場合の健康影響が懸念される。
知っておきたい紫外線の性質
①薄い雲では、UV−Bの80%以上が透過し、屋外では太陽から直接届く紫外線量と
空気中で散乱して届く紫外線量がほぼ同程度である。
②地表面の種類により紫外線の反射率は大きく異なる
(新雪:80%、砂浜:10〜25%、コンクリート・アスファルト:10%
水面:10〜20%、草地・芝生・土面:10%以下)
③標高が1000m上昇するごとにUV−Bは10〜12%増加する。
④建物の中では屋外の10%以下の紫外線がある。
目へのばく露に限ってみると
⑤帽子着用で20%減少する。
⑥UV機能を持ったサングラスの着用で90%減少出来る。
紫外線から肌や髪を守る時に使う商品の表記にSPFやPAなどと
表記が入っています。これはUV−BやUV−Aから守る指数
SPFとは紫外線防御指数とも言います。
UV−B波の防止効果を表す指標です。
SPF30と表示してある場合だと肌がUV-Bによる紅班が出来る
時間を30倍に引き延ばす効果があると言う事です。
例にあげると、30分で紅班が出来る人であれば30分×30で900分に
引き延ばす事が出来ます。
現在は50+が最高ですが30+で効果的にはあまり変わりがないように
思えます。(私の主観です。)
では、PAとは?
UV-A防御指数とも言います。UVA波の防止効果を表す指標です。
PAは皮膚の黒化が起こる原因を防ぎます。
PAは、
PA+ :PFA2以上4未満・UV-A防御効果がある。
PA++ :PFA4以上8未満・UV-A防御効果がかなりある。
PA+++:PFA8以上・UV-A防御効果が非常にある。
日本化粧品工業で効果により
これからいかにして紫外線から肌や髪を守っていくか
今、UVグッズが沢山ありますが場所や状況を見据えて正しく確実な
紫外線対策をしていきましょう。
天候の良い日に、赤ちゃんを散歩に連れて行く時は
強い日差しが直接赤ちゃんにあたらないように工夫して出掛けましょう。
薄い長袖を着せてあげて、帽子やベビーカーの日よけを利用するように
するといいですね。
赤ちゃんの皮膚は大人よりデリケート、また紫外線で受ける影響は
個人差があるので、その日の赤ちゃんの体調にもしっかり気を付けたいですね。